◎島根県雲南市加茂町宇治342「宇能遲神社」

神社a

◎「宇能遲神社」
島根県雲南市加茂町宇治342 地理院地図

主祭神：宇能遲彦命・須我禰神

祭神：素盞嗚尊・稲田姫命・大国主神

鎮座地を亀山という。
拝殿前左右に砂が盛られ、神木に弓箭が結ばれている。
この地区にはかつて、須美禰神・素盞嗚尊・大国主神を祭る社が三社あり、
三社で、流鏑馬百手の的鷹野などの神事を行っていたが、
合社されて三社大明神と呼ばれていたという。
往古、屋裏郷12村の総産土神として弓掛松に弓を掛け矢聲の神事を行っていたという。
砂盛りや神木の弓箭はその名残であろうかと思われる。
（流鏑馬などは武家の武芸であるから中世以降の神事であろう）

『出雲国風土記』大原郡では「宇乃追社」
延喜式では「宇能遲神社」「同社坐須義祢神社」と記されている。

• 「須我禰神」というのは「出雲風土記解」で内山眞龍が言い始めた神名であり、「訂正出雲風土記」で千家俊信が是を曳いて広めたものである。
  本来は「須美禰神」

（宇能遲神社 社碑）

（宇能遲神社 参道）

（宇能遲神社 拝殿）

（宇能遲神社 本殿）

（宇能遲神社 境内社）

（宇能遲神社 由緒書）

（宇能遲神社 拝殿前の盛砂）

（宇能遲神社 弓掛）