神社a
◎「眞名井神社」
島根県松江市山代町84 地理院地図
主祭神:伊弉諾尊・天津彦根命
茶臼山南麓にある。
東方に「真名井乃滝」がある。地理院地図
元は「伊弉諾神社」と称していた。明治に入り「眞名井神社」と改称。
出雲国造家が意宇にいた頃、「神魂神社」で「伊弉冊尊」を祭神としたのに対し、「伊弉諾尊」を山代のこの地に祭神として創建したのであろう。
共に『出雲国風土記』には記載されていない。
『出雲国風土記』意宇郡には「眞名井社」と「米那為社」が記されているが、「眞名井社」は「眞名井乃滝」傍にあった社で、「米那為社」はその北方茶臼山山中に荒神社があり、これが「米那為社」であったという。
「伊弉諾神社」創建の後、「米那為社」を「伊弉諾神社」の境内に移し、「眞名井社」と「伊弉諾神社」として並立していたが、その後「伊弉諾神社」境内に「眞名井社」を移し境内社としていた。
明治に入り、「伊弉諾神社」を「眞名井神社」と改称したさい、境内「眞名井社」を「末那為神社」としたようである。
祭神の「天津彦根命」は、天照大神と建速須佐之男命の誓約で生まれた神で、龍神・雨乞いの神として信仰されてきた。
意宇平野が旱魃で水不足に陥った際、眞名井乃滝の水で潤ったと伝えられることから眞名井社に水神として祭られてきたのであろう。
(眞名井神社)
(眞名井神社 参道口)
(眞名井神社 案内標)
(眞名井神社 清水)
(眞名井神社 拝殿)
(眞名井神社 本殿)
(眞名井神社 境内「児守社」)
・「宍道若宮社」「山代神社」「荒神社」を合祀
(眞名井神社 境内「末那為神社」)
(眞名井神社 神楽殿と社務所)
(眞名井神社 表示板)
(眞名井神社 参道からの光景)
(眞名井乃滝)
(眞名井乃滝 案内板)
・放置され地面に置かれていた。
(眞名井乃滝 案内標)
・草むらにあった。何も読めない。
(眞名井乃滝 参道口)
・ここを左折
(眞名井乃滝 参道口2)
・更に左折。一応車で行けるが道路幅狭く離合は無理。駐車場はある。
むしろ手前の自販機のある広い場所に駐車して歩いて行く方が無難。
「眞名井乃滝」の手前に、廃屋がある。かつて、眞名井乃滝の清水を利用して素麺流しが行われていたというから、その施設であろう。