神社a
◎「那賣佐神社」
島根県出雲市東神西町842 地理院地図
主祭神:葦原醜男命・須勢理姫命
「出雲国風土記」神門郡 滑狭郷の地名縁起になっている神社。
元社地は滑磐石(岩坪)地理院地図近くにあったと思われる。
祭神名に疑問があり、「葦原醜男命」・「須勢理姫命」と云うのはいかがなものか。
これらの神名は記紀の影響であろう。葦原醜男(書記)・須勢理比賣(古事記)
出雲国風土記では「所造天下大神命」「和加須世理比賣命」
神西城址のある高倉山にあるが、神西氏の居城である神西城築城の際岩坪から移転したのかと思われる。
岩坪には現在「岩坪明神」が建てられている。
少し上流に行くと梅林などある開けた場所がある。
その辺りが出雲国風土記に云う「社」即ち和加須世理比賣命の居所のあった場所かとも想像する。
(那賣佐神社 神西城址案内図)
(那賣佐神社 案内板)
・『出雲国風土記』神門郡では、所造天下大神命は通い婚をしていたのであり、和加須世理比賣命と共に暮らしていたとは記されていないので念のため。
(那賣佐神社 参道口)
(那賣佐神社 社殿)
(那賣佐神社 本殿)
(那賣佐神社 境内 神西城址登口)
(岩坪 案内板)
(岩坪 解説板)
(岩坪 岩坪明神)
・以前はなかった社が作られている。
(岩坪 滑盤石 岩上流から)
(岩坪 滑盤石 下流から)
・道路や護岸工事・祠等で今ではかなりの部分が覆われているが、元はかなり大きな岩だと思われる。
(岩坪 上流部の開けた場所)
・道路の先、谷筋下方が岩坪