神社a
○「日倉神社」(ヒグラジンジャ)
島根県雲南市三刀屋町乙加宮2206 地理院地図
主祭神:天造日姫命(天造日女命)
「出雲国風土記」飯石郡に「日倉社」として記されている。
元社地は南方の日倉山地理院地図の山頂にあったという。
今は城址公園になっており、磐座跡が残る。
戦国時代、多賀氏による日倉城造営のために現在地に移されたという。
継体の頃「日倉八幡宮」と合社。用明の頃「日倉八幡宮」と改称。明治期に「日倉神社」と改称。
(日倉神社)
(日倉神社 本殿1)
・出雲では少ない「流造」である。
(日倉神社 本殿2)
(日倉神社 境内社1)
左から「天王神社」「粟島・若宮・稲荷」「秋葉神社」
(日倉神社 境内社2 武内神社)
・豪雪地なのか、本殿共に屋根が妙に大きい。
- 「天造日姫命」は(アメノミヤツコヒメノミコト・アメツクリヒメミコト)と読まれているが、この表記では(アメノミヤツコヒヒメノミコト・アメツクリヒヒメノミコト)となり、
「先代旧事本紀・天神本紀」では「天造日女命」と記され「安曇連等祖」とされているので、主祭神名に補記しておく。
この神を祀っていると云うことは、元社地のある掛合地区には古くは安曇氏らが暮らしていたと云うことであろう。