神社a
○「御座石神社」
長野県茅野市本町東15 地理院地図
主祭神:高志沼河姫神
高志(越)の沼河姫神(沼河比売)が鹿に乗って大門峠を越え、この地に来たという。
- 大門峠は白樺湖北の峠。地理院地図
糸魚川―長野―千曲―上田―大門峠―音無川―茅野、という経路であろうか。(約160km)
糸魚川―白馬―大町―安曇野―諏訪という直線的な最短南下経路(約110km)では無いことに逃避行の真実味がある。
社殿前に御座石と呼ばれる石があり、鹿の足跡が残るという。
地元では(ごさんしょじんじゃ)と呼んでいるらしい。経緯不明。
又、武御名方神をもてなすためにどぶろく(濁酒)を造ったとされ、今もどぶろくが造られている。
今は諏訪大社上社の境外摂社となっている。
(御座石神社)

(御座石神社)

(御座石神社)

(御座石神社)

(御座石神社)

(御座石神社)

(御座石神社)

(御座石神社 御座石)

(御座石神社 御座石案内)

(御座石神社 御座石)

(御座石神社 御履石)

(御座石神社 甲石)

(御座石神社 梶の木)

(御座石神社 穂掛石)

(御座石神社 石仏・道祖神)

・周辺道路工事のために行き場を失った道祖神を集めたもののようである。
(御座石神社 御鍬神社)

・神事の祭、竈門作りに用いる鍬を奉った社であろう。或いは鹿肉と独活を混ぜるのに鍬を用いたものか。
他所にも鍬を料理の神として奉る神社は多くある。
(御座石神社 八櫛社拝殿)

(御座石神社 八櫛社石祠)

(御座石神社 八櫛社石祠内部)

・薬師如来の石仏が安置されている
(御座石神社 八櫛社案内)

(御座石神社)

(御座石神社 不明な石群)

(御座石神社 濁酒醸造蔵)

(御座石神社 濁酒祭案内)

(御座石神社 例大祭案内)

- 沼河比売が茅野に来たのは、武御名方命が諏訪にいたからであろうから、これはいわゆる出雲国譲り事件後の事であると考えられる。
してみると、この頃能登・越の国は、尚出雲の勢力下であり、この神社の実在は出雲国譲りが虚構であったという傍証になる。