◎「賣豆紀神社」
島根県松江市雑賀町1663 地理院地図
主祭神:下照比賣命
『出雲国風土記』意宇郡で「賣豆貴社」
元は西津田村売豆紀脇にあったが、寛文7年(1667)、松平直政の時現社地に移転。
売豆紀脇は、現在の西津田町、前田池のあたりという。(但し前田池自体かつての半分以下の大きさになっている)
元社として、旧社家であった賣豆紀氏という個人宅の庭に祠がある。二軒北の同族の家にあったもののを事情により移したという。
地元ではミツキ神社と呼んでいる事がある。目付名神とも呼ばれていた。
賣豆紀は(女神を斎き祀る)と云う意味だと云うが、女月であるとも云われ判然としない。
「下照比賣命」は「高比売命」の別名のはずだが、境内由緒書きには「大国主命の第三の姫神」と記してあり疑問。
出雲神在月に「佐太神社」に集まった神々が、帰りにはこの神社に立ち寄るという。
中には居心地が良くて長居する神もいるという。
秋田の保呂羽山(波宇志別神社)の神は長居しすぎて正月の神事に間に合わなかった事があるとか。
念の為に記しておくが、ここに云う接待は飲食の接待である。
(賣豆紀神社)

・近在の社をまとめたのであろうが個別には確認できない。
(賣豆紀神社 元社地)

・前田池。このあたりに元社があったのであろう。
少し歩いてみたがそれらしい痕跡は見つからなかった。ほとんど藪化している。