『出雲国風土記』細川家本

『出雲国風土記』

『出雲国風土記』細川家本 / 『出雲国風土記』細川家本2 / 『出雲国風土記』細川家本3 / 『出雲国風土記』細川家本4

底本として用いられる事が多いようだが、底本として挙げながら、改変し掲載していることが多いので、先ず以て改変無しで文字起しする。
略字・異体字が多いが、可能な限り字形をそのまま活字化した上で正字を記す。
判読し難い文字は〔　〕にしておく。

k03 総記
k05 意宇郡

k16 嶋根郡
k25 秋鹿郡
k31 楯縫郡

k35 出雲郡
k43 神門郡

k50 飯石郡
k54 仁多郡
k58 大原郡
k63 後記

（細川家本k01） †

↑

（細川家本k02） †

k2は白紙頁に付、略

↑

（細川家本k03） †

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出雲國風土記
　國之大體首震尾坤東南宮北属海
　東一百卅七里一十九歩南北一百八
　十二里一百九十三
　　一百歩
　　七十三里卅二歩
　　　得而難可誤
　老細認枝葉裁定詞源亦山野濱浦

↑

（細川家本k04） †

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　之処鳥獣之棲魚貝海菜之類良繁多
　牟不陳然不獲止粗挙梗概以成記
　趣所以芳雲者八束水臣津野命詔
　八雲立詔之故云
八雲立出雲
合神社参佰玖拾玖所
　壹佰捌拾肆所在祇官神
　貳佰壹拾伍所不在神祇官
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玖郡郷陸拾壹里一百七十九餘戸肆驛家陸神戸漆里一
十
意宇郡郷壹拾里卅　餘戸壹驛家参神戸參漆里
六
嶋根郡郷捌里廿五　餘戸壹驛家壹
秋廉郡郷肆里一十二　神戸壹里
楯縫郡郷肆里一十二　餘戸壹神戸壹里
出雲郡郷捌里廿三　神戸壹里二
神門郡郷捌里廿二　餘戸壹驛家貳神戸壹里
飯石郡郷漆里一十九
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↑

（細川家本k05） †

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仁多郡郷肆　里一十二
大原郡郷捌　里廿四
　右件郷字者依旲亀元年式改里為郷其郷
　名字者被神亀三年民部省口宣改之
意宇郡
　合郷壹拾壹里卅餘戸壹驛家参神戸參
　　母理郷　　本字文理
　　屋代郷　　今依前用
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　　楯縫郷　今依前用
　　安來郷　今依前用
　　山國郡　今依前用
　　飯梨郷　本字云成
　　舍人郷　今依前用
　　大草郷　今依前用
　　山代郷　今依前用
　　拜志郷　今字林
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山國郡…ここだけ「郷」ではなく「郡」になっているが、「郷」の誤写であろう。

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（細川家本k06） †

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　　完道郷　今依前用以上壹拾郷別里参
　　餘戸里
　　野城驛家
　　完道驛家
　　出雲神戸
　　賀茂神戸
　　忌部神戸
所以号号意宇者國引坐八束水臣津野命詔八雲
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立出雲國者狹布之堆国在哉初國小所作故
將作縫詔而栲衾志羅紀乃三﨑矣国之餘
有耶見者國之餘有詔而童女离鉏所取而大
魚之支太衝別而波多須〃支穂振別而三身
之総打桂与霜黑葛間〃耶〃尒河舩之毛〃曽
〃呂〃尓國〃来〃引来縫國者自去豆乃折
絶而八穂米支豆支乃御﨑以此而堅立加志
者石見國与出雲國之堺有名佐比黄山是也
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