神社a

「八口神社」(矢口神社)
島根県雲南市加茂町神原98 地理院地図

主祭神:素盞嗚尊

『出雲国風土記』大原郷では「矢口社」
延喜式では「八口神社」

現在は「八口神社」としている様である。

「矢口」というのは矢裏郷への入り口という事であろう。それがいつの頃からか八岐大蛇伝説の影響で八口に変じたものと思われる。

かつて赤川は草枕山(58.9m)地理院地図と矢口神社の間を通り南に流れて斐伊川と合流していたが、度重なる水害により、安政年間(1854~1859)頃に草枕山を開削し、現在のように北西に流れて斐伊川と合流するようにしたという。
案内板では、元の草枕山がかなり巨大な山として描かれているが、山容を見る限り標高は現在とさほど変わらない山だったと思われる。
草枕というのは、旅の途上野宿の際等に、手近な草を集めてまとめ、枕にしたものであり、又、藁などを束ねて枕にしたものでもある。
草枕山というのは、そのような草枕に似た形の山という事であろうから、さほどに大きな山であるはずは無い。


(八口神社)
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(八口神社 由緒書)
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(八口神社 拝殿扁額)
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(八口神社 本殿)
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(八口神社 八口神社・草枕山案内板)
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・祭神名は上の由緒書きと異なっている。
・矢代郷の地名由来が須佐之男命縁起になっている。
 出雲風土記抄-4帖-k37解説では、「神原郷草枕山矢口大明神社」とあるから、矢代郷ではない。
・式内社矢口社とあるが、延喜式では「八口神社」と記されている。
何ともいい加減な案内である。

(八口神社)
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・境内の外れに何やら解らない石碑


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Last-modified: 2020-11-10 (火) 13:07:13 (1256d)