○鳥取県西伯郡南部町寺内232「赤猪岩神社」

神社a

○「赤猪岩神社」

鳥取県西伯郡南部町寺内232地理院地図

主祭神：大國主神

祭神：素盞嗚命・刺國若姫命・稲田姫命

手間山（要害山331.7m）北麓にある。
八十神により大穴牟遲神が殺されかけた際の赤猪岩を封じているという。
手間山山頂にはかつて「赤猪神社」があったが大正9年に合祀。

西方に「清水川神社」・清水井があり、清水井の水で𧏛貝比売・蛤貝比売が乳汁を作り、清水川神社の地にて大穴牟遲神を治療し再生させたという。
乳汁というのは乳白色の汁という事であり、母乳を絞ったわけではない。念のため。
民間療法として、赤貝や蛤の粉末を水で練った汁が火傷の治療に用いられていた。
近年の研究で治療効果があることがあきらかにされている。
余談だが、広島に原爆が落とされた際、小麦粉を水で練ってペースト状にしたものや、キュウリの薄切りを皮膚に貼り付けて皮膚を保護し火傷治療に用いたりしたという。

尚、本来の赤猪岩は手間山山中にある。地理院地図
この地に赤猪岩を封じた云々は疑わしい。

（赤猪岩神社）

（赤猪岩神社 案内板）

（赤猪岩神社 境内案内板）

（赤猪岩神社）

（赤猪岩神社 本殿扁額）

（赤猪岩神社 本殿案内板）

（赤猪岩神社 本殿）

（赤猪岩神社 赤猪岩）

・本殿傍の大岩。この下に赤猪岩が封じられているという。

（赤猪岩神社 境内社）