[[メモa]] ''神・尊・命'' 人は死んだら神になる。と云うのがこの国。 幼い頃、祖父が亡くなった時、祖母に「おじいちゃんはどうなったの」と聞いたことがある。 祖母は「神様になって神様の国に行ったんだよ。会いに来るときは蝶々になってやって来るんだよ。」と応えてくれたことを今でも覚えている。 それから暫くは、庭に蝶々が飛んでいると、「おじいちゃんが来た」と祖母に伝えていた。 又、ある時、どこだったかはもう記憶にないが、遠くのお宮に家族で出かけたことがある。 祖父を降霊して貰う神事を行って貰うためだった。 死者は滅びていない。別の世界で生きており、時に人の世界に戻ってくる。死者との関わりがその様なものとしてあった。 科学的思考では、死者は滅びているが、心的世界で死者は尚生き続けている。 「神・尊・命」はいずれも死者の国=神の国に去った人たちであることに変わりはないが、 「神」と呼ぶときそれは遠いものとしてある。 「尊」や「命」は「神」より近しいものがある。