島根県松江市宍道町地理院地図
宍道町の山中にある。
大森神社が管理しており、この岩を『出雲国風土記』意宇郡に記された猪岩とみなし、大森神社が宍道社であるという根拠にしている。
岩は斜面にあり、大岩が2つに割れて風化したような岩である。
とても猪の姿には見えない。
犬岩は近くにあるかと探してみたが、そのような岩はない。
山中を登ると、山頂は多少開けており、宍道湖が見える。
かつては砦のようなものがあったのかと思われる。
まぁ、適当な付会である。出雲国風土記記載の猪岩ではない。
付記:山陰高速道工事に際し、この山が該当ルートとなり、山を切り開くオープンカット工法で行われる予定であったが、
地元の陳情により、遺跡調査が行われ、結果として山中にトンネルを掘る工法に変えられ遺跡としての保存が決まった。
上記遺跡調査報告書はその際の報告書である。