[[メモa]] ''七支刀'' 銘文 表 泰■四年■月十六日丙午正陽造百練釦七支刀■辟百兵供供侯王■■■■作 裏 先世以来未有此刀百済■世■奇生聖音故爲倭王旨造■■■世 銘文に「泰■四年」とある。 これが何時のことなのかが問題とされる。 通常、日本書紀神功皇后52年の記述を参考に、百済近肖古王(346-375)の時代に合わせるために 泰を太に読み替えて「泰■」→「太和」→「泰和」としている訳だが、これは論理がおかしい。 金石を第一とするなら、安易に「泰」を「太」に読み替えるべきではない。 (鼻から勝手に「泰和四年」と読んでいる場合もあるが、「和」の字は読めないのだから泰和を前提にするのは論外) 元号で「泰」から始まるのは次の通り -西晋武帝の「泰始」(265-274年) 南北朝時代 -南朝、劉宋時代の「泰始」(465年-471年)又「泰豫」(472年) -北朝、北魏時代の「泰常」(416年-423年) この内「泰豫」は四年が無いので、候補となるのは残り3つ。