七支刀
銘文
表
泰■四年■月十六日丙午正陽造百練釦七支刀■辟百兵供供侯王■■■■作
裏
先世以来未有此刀百済■世■奇生聖音故爲倭王旨造■■■世
銘文に「泰■四年」とある。
これが何時のことなのかが問題とされる。
通常、日本書紀神功皇后52年の記述を参考に、百済近肖古王(346-375)の時代に合わせるために
泰を太に読み替えて「泰■」→「太和」→「泰和」としている訳だが、これは論理がおかしい。
金石を第一とするなら、安易に「泰」を「太」に読み替えるべきではない。
(鼻から勝手に「泰和四年」と読んでいる場合もあるが、「和」の字は読めないのだから泰和を前提にするのは論外)
元号で「泰」から始まるのは次の通り