神社a

◎「須須神社高座宮(スズジンジャ タカクラグウ)
石川県珠洲市三崎町寺家4-2

◎「須須神社金分宮(スズジンジャ キンブングウ)
石川県珠洲市三崎町寺家ツ102

◎「須須神社奥宮」
石川県珠洲市狼煙町カ74


社歴は判然としないが、整理すると次のようである。

現在「山伏山」と呼ばれている「須須ヶ獄」山頂に、崇神の頃「美保須須見命」を祭る「須須神社」が創建された。(須須神社奥宮)
天平勝宝年間(749~757)の頃、山麓に移され、更に分社され高座宮・金分宮となった。

現在各社の祭神は色々記されているが、本来は「美保須須見命」を祭った神社である。
『出雲国風土記』嶋根郡では「御美穂須々美命」と記され(みほすすみ)と読むが、須須神社では(みほすずみ)と濁音で読んでいる。
言うまでもなく「御穂須々美命」は「武御名方神」のことである。

高座宮・金分宮に分社というのであるが、少々訝しい。須須神社の元社を山麓に移した際、山麓にあった神社を須須神社に含めたというのが実際であろう。


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