[[神社a]]

◎「布須神社」
島根県雲南市木次町宇谷367 [[地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#15/35.293919/132.939205/]]

主祭神:須佐之男命・稲田姫命

本殿はなく、後背の「室山」(御室山)260.4(m) を神体とする。
道路を挟んで南方の山中(標高166(m) 地点)に「釜石」と呼ばれる岩がある。[[地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#17/35.292478/132.939795/]]
須佐之男命が八俣大蛇退治の時「八塩折の酒」を造る際ここを宿(御室)とされたことに由来するという。

室山への登山道はかつてはあったようだが今は藪化している。
参道口鳥居を西方に向かい、ぐるりと廻って尾根筋を辿るのがかつての登山道であったようである。
参道口鳥居を西方に向かい、ぐるりと廻って尾根筋を辿るのがかつての登山道であったように思われる。
拝殿から直登も出来るが、結構急峻。
室山山頂には特には何もない。
樹木が茂り見晴らしも効かない。
ただ、古木・大木は多くないので、かつては山頂部の樹木は払われ、相当見晴らしのよい山であったと思われる。
---「布須」の「須」は須佐之男命のことであろう。布は織物の布であるが、布告のように号令する意味がある。
布敷きの簡素な宿であったか、この地で八岐大蛇退治の号令を発したのか、その様な由来かと思われる。

『出雲国風土記』大原郡記載の「布須社」
「延喜式」出雲国大原郡記載の「布須神社」

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