[[神社a]]

◎''「佐世神社」''
島根県雲南市大東町下佐世1202 [[地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#15/35.309347/132.949204/]]

主祭神:須佐能袁命・奇稲田姫命

元の参道は崩壊の危険があり通行止めとなっている。
別途脇道がある。


拝殿扁額には「八幡宮」と記されている。
拝殿内扁額には「佐世神社・白神八幡宮」と並記されている。

雲陽誌には「白神明神」と記されている。

出雲の神社としては珍しく、廃社でもないのに荒れている。

「佐世神社」と称するようになったのは明治4年に延喜式記載の「佐世神社」と認定されて以降のことである。
それ以前は「白神大明神」と称していた。
「佐世神社」の候補としては、他に「月根尾大明神」があり、こちらは今は「狩山八幡宮」に合社されている。
「狩山八幡宮」宮司が「佐世神社」宮司を兼務してきたため、棲み分けがなされたのであろうと思われる。
「狩山八幡宮」は「宇佐神宮」から勧請したとされるため、「石清水八幡宮」から勧請したとされる「白神八幡宮」がいわゆる出雲八所八幡宮の一つ佐世八幡宮とされているのであろう。

---明治期の神社改めで社格を得るために神社間で棲み分けがなされたことは他にも例が多く、その際神社縁起の創作も行われたのであろう事も多々散見される。とりわけ八岐大蛇関連では訝しい事が多い。一体八岐大蛇は何カ所に何匹いて何度退治されたのかというほどである。

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