[[神社a]]

◎''「諏訪神社」''
島根県出雲市別所町72 [[地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.426660/132.745153/]]

鰐淵寺の北方にある。
延喜式記載「出雲神社」の論社。
諏訪神社であるから当然「武御名方命」を祀っているが、外に「八束水臣津野命」も祀っているとされる。
又「韓國伊大弖神社」を合祀し「五十猛命」も祀られているという。

社地は変遷を受けてきたようである。
元社地は鉱山開発のために現社地に移される前は北北西方向の帆柱山山中にあったと云われ、
更に古くは、別所鰐淵寺創建の際に移されたとも云われる。(鰐淵寺は元は唐川地区にあった)

近傍に公民館があり、そこには、元社地にあったのであろう祠が複数纏め置かれている。

この附近、古来鉱山発掘(銅・鉄)が盛んに行われていた区域で、山を見ると発掘跡があちこちにある。
その様な地域の中心であった神社(出雲社)と考え得る。

諏訪神社と呼ばれるようになったのは鰐淵寺を創建した智春上人が信濃の出身であったことと無関係ではあるまい。
諏訪神社は長く鰐淵寺により維持され祭祀も行われてきたが、明治に入り分離された。
鰐淵寺は又出雲大社との関係も深いのだがそれは又改める。

経緯を考えるに、元は「出雲社」として「八束水臣津野命」を祀っており、唐川に鰐淵寺が創建された後そこに「諏訪神社」が勧請され、別所鰐淵寺創建の頃合祀され、以後「諏訪神社」と呼ばれるようになったのだと思われる。
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