神社a

「日布智神社」

島根県出雲市下古志町1374

主祭神:伊弉冉尊(伊弉冊尊)

元社地は日淵川(保知石川)上流にあったという。
日淵→日布智

保知石川上流に「芦谷の滝」と云うのがあり、今は新興宗教団体によって「天光瀧姫命」という者を祀る祠が据えられているが、
おそらくはこの地が日布智神社の元社地で、祭神は「伊弉那美命」であったのであろう。

「出雲国風土記」神門郡 古志郷の部分で、「伊弉弥命之時~」とあるが、滝の落ち口に小池があり、この池を伊弉那美命が造り、古志国等が堤を造るためにやって来て宿居したというのが「古志郷」の地名縁起となっている。
保知石というのは淵石の事であろうと思われるが、今の「日布智神社」にはこの地から運んできた巨石2塊が据えられている。

現社地は須久茂津加山と呼ばれる小山の中腹にあるが、頂上部は窪地となっており、社殿上方の位置に小祠が据えられている。
この山は古墳とも云われてきているから、この小祠が、元々の地主神を祀っていたのであろう。



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