[[神社a]] ◎三坂神社 山口県山口市徳地岸見字樋ノ口557 [[map:http://maps.google.com/maps?q=%E4%B8%89%E5%9D%82%E7%A5%9E%E7%A4%BE&hl=ja&ie=UTF8&sll=34.145269,131.616189&sspn=0.013408,0.016823&t=m&z=16]] 延喜式内社 主祭神:大国主大神・事代主大神 配神:速玉之男神 ・道反大神 (合祀)素盞嗚尊 ・大歳神 ・埴山姫命 ---- 三坂とは御坂に等しく、境界をあらわす。 南方に天津神系の周防一の宮「玉祖神社」があり、北方に国津神系の周防二宮「出雲神社」がある。 三坂神社のこの地が、出雲文化圏の境界であったことを示しているのであろう。 本来の主祭神が道返大神と伝えられているのは、そういう意味であるからであろうと考えられる。 この神社が有名になったのは、日清・日露戦争時、この神社に祈願した者が全員無事帰還したことから、「弾除け神社」として知られるようになったからである。 徴兵され、武運長久を祈願し出征するも、その実、無事生還することを願い、全国から参詣者が集い、又、出征者の写真奉納が行われた。 終戦後、現宮司により奉納写真返却の活動が続けられている。 昨今、集団自衛権とか国防軍とか、右傾化軍事拡張論議が喧しい。 戦場に行かない、自らの血を流す心配のない者が勇ましいことを言う。 戦地に送られる者又その家族は、内心戦争で死に行くことを望んでいないということを この神社が明らかにしている。