[[神社a]]

○''「船林神社」''(舩林神社)

島根県雲南市大東町北村18 [[地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#17/35.336400/133.016968/&base=ort&ls=ort&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1]]

主祭神:阿波枳閉委奈佐比古命

船岡山という南北約400(m) 東西50(m) 標高約120(m)、麓との標高差約30(m) という特徴的な山の頂に鎮座する。
縦長の瓢箪を半切りにして置いたような山である。
火山性の角礫岩質のようであるから、かつては北の山王寺方面から流れてくる川が西側を削り、東側を赤川が削って出来た山であるように思われる。(今は共に東側を流れている)

南麓に「湯観音の祠」[[地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#17/35.335254/133.016742/&base=ort&ls=ort&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1]]がある。道路工事の関係で此処に移設されたのであろうと思われる。

祭神名を「阿波枳閉委奈佐比古命」(アワキヘワナサヒコノミコト)と呼んでいるが、(アワキベ・イナサヒコノミコト)「淡辺稲佐彦命」(川の傍にいる稲作りの命)の意味かと思われる。

「阿波から来た倭(和)奈佐彦命」という説もあるが、[委]は人偏が付いて[倭]なら(ワ)であるが[委]は(イ)であり(ワ)ではない。
『出雲国風土記』大原郡で古写本は全て[委]であり[倭]と記したものはなくフリガナは(イ)である。
ちなみに[倭]は背の低い人という意味の蔑称である。
又「奈佐」は徳島方言で「波」の意味だという説もある。

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