○「鎌倉神社」
島根県雲南市大東町上久野269
主祭神:武御名方大神
合祭神:
久野川対岸の巖根山中腹に円形の大岩があり、そこに「生山社」(生山権現社)があり、奥宮としている。
武御名方神が諏訪に向かうに際し、この山に荒御霊を鎮め、
吾勝金山辺兄彦命の五世の裔、勝部猪尾の時佐瀬(佐世)の地より移住し社家となる。
その後、応徳2年(1085)相模国鎌倉から平景政(鎌倉権五郎景政)が赴任し巖根山に築城するに際し山中の荒神を纏め生山荒神の祠を建てた。
更に権五郎家臣長澤某が城主となるに際し、鶴ヶ岡八幡宮の分霊を奉祭し現社地に社殿建立し、相殿に八幡神(応神)を祀り生山権現を奥宮とし「鎌倉大明名神宮」と称した。
明治に入り、「鎌倉神社」と改称。
久野の地は砂鉄の産地として知られる。