神社a

○「矢櫃神社」跡
島根県雲南市加茂町岩倉 地理院地図

加茂岩倉遺跡の北方、岩倉遺跡第二駐車場から、山中に入った所にある。
参道口はここ
孟宗竹が繁茂している山中を行く。（女郎蜘蛛の巣多数）
参道は参道口を間違えなければ解りやすい。

巨岩（安山岩溶岩）があり、その下に「矢櫃神社跡」の石碑（昭和40年建立）がある。

「矢櫃(ヤビツ)神社」は昭和39年の水害により本殿損壊し、現在では「屋裏八幡宮」に合社されている。

雲陽誌k103p193岩倉で「権現　人家より西に高山あり、麓に高さ一丈竪十間横八九間の巖あり、楡槇椎の老樹繁茂せり、此岩下一間餘に深さ三間はかり窟あり、則此所に幣を立て九月九日神事あり」

「櫃」というのは蓋のついた箱であるから、「矢櫃」というのは（矢を入れる蓋付きの箱）を意味する。
雲陽誌には社の記述は無いから、社殿は元は無かったのであろう。
地区名の「岩倉」はこの岩にちなむといわれている。

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