[[神社a]] ○「御津神社」 島根県松江市鹿島町御津2911[[地理院地図:http://maps.gsi.go.jp/#15/35.538460/133.029649/]] ・本宮神社:伊弉冊尊 ・御島明神:市杵島姫命・多紀理姫命・多岐都姫命 御島は三島・小島・男島とも記されてきた。御津漁港北西沖にある島である。今は「&ruby(オシマ){小島};」と呼ばれている。 御島の山頂にあった「御島明神」が『出雲国風土記』嶋根郡記載の「御津社」とされている。 ・雲陽誌嶋根郡巻4(地誌体系巻1島根郡p63)で「水浦 風土記に&ruby(みつの){御津};濱と書す此處のことなり。本宮明神 伊弉冊尊なり。本社一間四方西向。拝殿二間梁三間、随神門石鳥居あり。二月十五日九月廿九日祭禮あり。風土記に載る御津社なり」「小嶋明神 濱より二町ばかり沖にあり。山の高さ百間横百五十間ばかりの岩山なり。&ruby(いちきしまひめの){市杵島姫};命をまつる。社一間四方西向、石&ruby(とりゐ){華表};あり、三月十三日九月十三日兩度の祭日なり。」 これによれば、伊弉冊尊をまつる本宮明神が風土記の「御津社」である。 御津浦(御津の濱)にあるのが御津社であるのが当然であろう。 いつの頃からか御島明神に取り替えられ多紀理姫命・多岐都姫命が追加されたものと思われる。