○「出雲路幸神社」
島根県安来市西松井町81 地理院地図
主祭神:猿田彦命・天鈿女命
境内社:
「狭井高守社」(元「天神社」祭神:少彦名命)
「愛宕神社」
・出雲国風土記考証p53に 「~能義郡飯梨村西松井に於いて、今の出雲路幸神の社より西四町許りの所に、もと出雲路幸神の社があつて、中古には道祖神といひ、その邊をサイ原といふ。其社の祭神は猿田彦命である。今はこれを狭井山に移してある。その地はもと狭井高守社といひ、少彦名命を祀つてあるから、通常天神社と稱へた。道祖神を其處に移して後、天神は母屋を道祖神にとられてしまつた。そのサイ原にあつた社が狭井社で、天神社が狭井高守社だといつて居る。~」
(出雲路幸神社 参道口)
・今は飯梨川に堤防が作られているので、堤防から下ることになる。
(出雲路幸神社 社叢)
・中央に社務所。ここに駐車場があり画面右端の能義大橋下った分岐から田圃脇を通ればたどり着ける。
背景に車山。
京都市上京区に同名の「出雲路幸神社」がある。地理院地図
ここで出雲路というのは京都御所から下鴨神社・上賀茂神社に通じる途上だからであろう。
「雲陽誌」能義郡で松井の「出雲路幸神社」の記述中「王城賀茂川の西一條の北出雲路の道祖神と同社なり」と記されている。
松井の「出雲路幸神社」が京都からの勧請社であることを窺わせる。