[[神社a]] ○「''&ruby(ハスワ){波須波};神社''」 島根県出雲市佐田町下橋波172[[地理院地図:http://maps.gsi.go.jp/#15/35.193959/132.671907/]] 主祭神:意富斗能地神・大斗乃辨神 ---- 意富斗能地神・大斗乃辨神の表記は古事記のものである。 書記では「大戸之道尊・大苫辺尊」 意富斗能地神・大斗乃辨神はいわゆる神代七代の五代目の神であるが、主祭神に祭る神社は珍しい。 ここでは、出入口の神として祭られたらしい。書記の「大戸」という記載に依るものであろう。 由来では、応神年間に宮之部の&ruby(クワヨシ){鍬吉};の地に鎮座。「田中大明神」と称していたという。 この由来で「出雲国風土記飯石郡」記載の「田中神社」と称しているようである。 応神年間というのは定かではないが4世紀末頃と考えられている。 元亀三年(1572年)に現在地に再建されたという。 賽銭箱にある神紋は「丸に蔦」紋のようである。 これは別記する佐田町吉野324「田中神社」の神紋と同じである事から、元社地は「田中神社」の地であったのかと思われる。 ----