○「玉日女神社」
島根県仁多郡奥出雲町三成宇根 地理院地図
主祭神:玉日女命
景勝地「鬼舌震(オニノシタブルイ)」の縁起となった神社。
『出雲国風土記』仁多郡の「戀山(恋山)」(シタイヤマ)の縁起である。
「鬼舌震」は「ワニの
斐伊川支流大間木川にあるV字谷渓谷である。
「玉日女神社」は谷の東側山中の中腹に小さな社があるが、大岩が無数にあるのはこの社の上流方向である。
西岸の山から崩落したのであろう巨岩が景勝を形成している。
(玉日女神社 鬼舌震 案内板)
・案内板には「日本海から玉日女命を慕って登ってきたワニ(当地方で小型のサメのこと) 云々」と記されているが、「ワニだから海から来た、それ故日本海だ」という安易な思い込みで記されている。日本海から斐伊川・大間木川を遡上してきたのなら、上流に大岩があっては玉日女命は逃れられない。大岩は神社から上流に2kmに渡り続いている。次の案内板2を参考。
ちなみに、瀬戸内にもサメやフカはいる。戦前は、水泳の際長い赤褌をつけて泳いでいたという。
それはサメやフカは自身の体長より長いものは襲わないと信じられていたからだそうだ。
(玉日女神社 恋山)
・遊歩道が作られており、その上方、白い岩部分に「玉日女神社」がある。
(玉日女神社 参道)
・遊歩道を少し進んだところから入ることが出来る。
(玉日女神社 鬼舌震1)
・玉日女命が塞いだという巨岩がゴロゴロしている。
(玉日女神社 鬼舌震2)
・対岸の山から崩落したのであろう。