▲「比婆山」
広島県庄原市
広島県と島根県の県境にある「烏帽子山」1225mの南方にあり、広島県西条町の「立烏帽子山」1299mの間にある標高1264mの山を「比婆山」と呼んでいる。
南方山中に「比婆山御陵」と呼ぶ大岩がある。
周辺は近年広島県の県民の森となっており、整備されている。
藝藩通史には「烏帽子山」は記載されているが「比婆山」は記載されていない。
比婆山と呼び始めたのは明治以降であり、かつては峯山と呼ばれていた。
明治に入り牛肉食が始まったことにより、この地域でも肉牛の飼育が盛んとなり、山野の樹木を伐採し放牧するようになった。
そうした中で巨岩を発見し、それを「比婆山御陵」と呼び始めたものと考えられる。
以下に写真を掲載しておくが、陵墓と呼ぶにはあまりに巨岩すぎる。