[[山]]

▲「室山」
標高132(m) 

島根県雲南市大東町中湯石

[[『出雲国風土記』大原郡:https://fuushi.k-pj.info/pwk8/index.php?%E3%80%8E%E5%87%BA%E9%9B%B2%E5%9B%BD%E9%A2%A8%E5%9C%9F%E8%A8%98%E3%80%8F%E5%A4%A7%E5%8E%9F%E9%83%A1#n5921331]]に記載されている「御室山」

海潮温泉の東にある山である。
山頂は平かで、南端に祠跡が残る。

現在の登山道はここにあるが、直登でかなり急勾配。

山頂には元「室山神社」があったという。
今は対岸の温泉神社に合社されているという。

出雲国風土記では「神須佐乃乎命の御室を造しめ給う」とある。
須佐之男命が川中にあったという温泉(海潮温泉)に入る際の宿泊施設だったということのようである。
川中のどこから湯が湧いていたのか不明だが、山の北側の川辺は、此の辺りに川湯があれば風情があって楽しめそうな場所である。
今の参道は後に作られたもののようで、かつては川辺側にあったのであろうと思われる。
試しに山裾を歩いてみると、川側から途中までは山道と思える道があったが途中で崩れ、解らなくなり最後は直登した。
湯を楽しむと云うことであれば、山頂ではなく川傍に宿泊施設を作ったのでは無いかとも思われる。
神社は後に創建し須佐之男命を祭ったものであろう。


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