[[神社a]] ○''「矢櫃神社」''跡 島根県雲南市加茂町岩倉 [[地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.364425/132.885035/]] 加茂岩倉遺跡の北方、岩倉遺跡第二駐車場から、山中に入った所にある。 [[参道口はここ:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.362902/132.888597/]] 孟宗竹が繁茂している山中を行く。(女郎蜘蛛の巣多数) 参道は参道口を間違えなければ解りやすい。 巨岩(安山岩溶岩)があり、その下に「矢櫃神社跡」の石碑(昭和40年建立)がある。 「&ruby(ヤビツ){矢櫃};神社」は昭和39年の水害により本殿損壊し、現在では「屋裏八幡宮」に合社されている。 雲陽誌k103p193岩倉で「権現 人家より西に高山あり、麓に高さ一丈竪十間横八九間の巖あり、楡槇椎の老樹繁茂せり、此岩下一間餘に深さ三間はかり窟あり、則此所に幣を立て九月九日神事あり」 ---- 「櫃」というのは蓋のついた箱であるから、「矢櫃」というのは(矢を入れる蓋付きの箱)を意味する。 雲陽誌には社の記述は無いから、社殿は元は無かったのであろう。 地区名の「岩倉」はこの岩にちなむといわれている。