◎島根県松江市東忌部町平口「久多美神社」

神社a

◎「久多美神社」
島根県松江市東忌部町平口地理院地図

主祭神：大国主命（大穴牟遲神）
旧祭神：大穴牟遲神・事代主神・味耜高彦根神・天御梶姫神

元は後背の「久多美山（黒目山）」山頂に大名牟遲神を祀っていた。創建は天平期と伝える。
中世、久多美山城築城のため山麓に移転。（黒目山と呼ぶのは尼子の将で城主だった黒目氏に因んでいる。）
明治44年、政府の神社合祀政策により忌部神社に合祀。
大正12年、地元の平口地区住民により再興。その際出雲大社より大国主命の分霊を勧請。

その様な経緯から、「神社本庁教島根県支部」とでも云うべき宗教団体の「島根県神社庁」には記載されておらず「忌部神社」が式内「久多彌神社」と記されていたりする。
が、『出雲国風土記』意宇郡に載る「久多美社」であり、延喜式に載る「久多彌神社」である。

（久多美神社）参道口

（久多美神社）鳥居

（久多美神社）参道

・更に参道が続く

（久多美神社）境内 社殿

（久多美神社）本殿1

・千木も鰹木もない

（久多美神社）本殿2

（久多美神社）本殿扉・扁額

（久多美神社）本殿裏

・本殿裏に巨木

（久多美神社）遷宮記

・「平成元年十月吉日」とある

（久多美神社）境内奥

・境内奥を歩いていくと、元社地とおぼしき場所があった。