神社a
◎「比布智神社」
島根県出雲市下古志町1374 地理院地図
主祭神:伊弉冊尊
元社地は日淵川(保知石川)上流にあったという。
「出雲風土記抄」3帖k40 本文では「日淵川」、解説では「日渕川」。
日淵→日渕→比布智と転じてきたのであろう。
保知石川上流に「芦谷の滝」地理院地図と呼ばれる滝があり、今は新興宗教団体によって「天光瀧姫命」という者を祀る祠が据えられているが、
おそらくはこの地が比布智神社の元社地で、祭神は「伊弉那美命」であったのであろう。
「出雲国風土記」神門郡 古志郷の部分で、「伊弉弥命之時~」とあるが、滝の落ち口に小池があり、この池を伊弉那美命が造り、古志国等が堤を造るためにやって来て宿居したというのが「古志郷」の地名縁起となっている。
保知石というのは淵石の事であろうと思われるが、今の「比布智神社」には近年保知石川の天が淵から運んできた巨石2塊が据えられている。
現社地は須久茂津加山と呼ばれる小山の中腹にあるが、頂上部は窪地となっており、社殿上方の位置に小祠が据えられている。
この山は古墳とも云われてきているから、この小祠が、元々の地主神を祀っていたのであろうかと思われる。
(境内案内に記載はない)
(比布智神社)
・社殿は出雲大社方向に向かって建てられている。
(比布智神社 案内板)
(比布智神社 社殿)
(比布智神社 祭神案内)
(比布智神社 陰陽石)
(比布智神社 陰陽石案内)
(比布智神社 山頂小祠)
(比布智神社 山頂柴垣a1)
・柴垣が二ヶ所あったが縁起は良く解らない。
(比布智神社 山頂柴垣a2)
(比布智神社 山頂柴垣b1)
(芦谷の滝)