神社a
○「阿用神社」
島根県雲南市大東町東阿用199 地理院地図
主祭神:素盞鳴尊・國常立尊
古くは「滝戸大明神」「剣大明神」と称されていたという。
『出雲国風土記』大原郡に記載された「阿用社」なのだろうと思われるが、縁起等不明。
素盞嗚尊や國常立尊を祀っている経緯も不明。
・「雲陽誌」大原郡-2帖-k73、東阿用で「劔名神」
- 阿用郷というのは出雲風土記抄によれば「西阿用東阿用岡村川合上久野下久野下阿用清田大木原金坂此等一十一所ヲ以為阿用郷也」とあり、かなり広い地区であるのだが「阿用社」はこの内東阿用・西阿用の中心社として崇敬されてきたものと思われる。
神社には普通なにがしかの創建縁起があるものだが、何も残されていないと云うのはかえって訝しい。
『出雲国風土記』大原郡に載る阿用の地名縁起とは無関係なのか、あるいは消されたのかと思われる。
(阿用神社 参道口)
(阿用神社 参道)
(阿用神社 拝殿)
(阿用神社 拝殿内)
(阿用神社 本殿)
(阿用神社 本殿と境内社)
(阿用神社 金比羅社)
(阿用神社 御神木)
・荒神木として六三除けにメダカを供える風習があるという。