神社a
○「粟谷神社」(アワダニジンジャ)
島根県雲南市三刀屋町粟谷949 地理院地図
主祭神:吉備津彦命
三刀屋川の支流飯石川を少し遡上したところにある。三屋神社と飯石神社の中間点辺りにあたる。
元社地は西方の天辺という小山の上にあったという。明和年間(1764~1772)火災に遭い現在地に移転。
出雲振根を討つに際し、吉備津彦がこの地域に来て出雲の様子を窺っていた場所だという。
「出雲国風土記」飯石郡 記載の「栗谷社」(粟谷社)とされることがあるが少々疑問。
出雲を武力制圧しようとした吉備津彦を祀る意味が解らない。
振根誅殺後、吉備津彦の配下の者がこの地に残って祀ったのかとも思われる。
多久和の「飯石神社」境内社となっている「託和神社」の祭神も吉備津彦命であるから、吉備津彦がこの地域に足跡を残したことはあるのであろう。
(粟谷神社 参道口付近)
(粟谷神社 概説石碑)
(粟谷神社 社殿)
(粟谷神社 本殿)
(粟谷神社 本殿束柱)
・珍しい八角形の削ぎ柱
(粟谷神社 境内)
(粟谷神社 元社地か?)
・天辺の小山というのはこれであろうか?地理院地図
(粟谷神社 粟谷横穴古墳群)
・参道口近くにある横穴墳墓。