神社a
○「志都岩屋神社」
島根県邑智郡邑南町岩屋1714 地理院地図
「静の岩屋」というのは、大国主命と少彦名命が国造りを相談したという岩屋のことを云い、
万葉集巻3に生石村主真人(おいしのすぐりのまひと)の詠んだ
「大汝小彦名乃将座志都乃石室者幾代将經」(大汝小彦名のいましけむ 志都の石室は幾代経にけむ)で知られる。
候補地が幾つかあり、ここはその一つ。
鳥居前の道をそのまま進むと、社殿脇の駐車場まで行ける。
弥山(標高603m)と呼ばれる山の中腹に社殿があり、その後背に巨岩があり、そこに清水が湧いており、蛙の鳴き声がさわがしい。
山中には幾つかの岩場がありそれぞれに名前が付けられている。
弥山山頂には展望台が作られており、遠く三瓶山も望むことが出来る。(但し、山頂の案内板はかなりいい加減)
(志都岩屋神社 社殿)
(志都岩屋神社 案内板)
(志都岩屋神社 案内板2)
(志都岩屋神社 本殿奥の大岩「鏡岩」)
(志都岩屋神社 薬清水)
(志都岩屋神社 本殿に掲げられた絵図「静都野岩屋」)
(志都岩屋神社 登山口付近の巨石群)
(志都岩屋神社 古志都)
(志都岩屋神社 古志都内部)
(志都岩屋神社)更に登る
(志都岩屋神社 千畳敷)
(志都岩屋神社 奥の院)
(志都岩屋神社 奥の院2)
(志都岩屋神社 夫婦岩)
(志都岩屋神社 行者岩)
(志都岩屋神社 行者岩2)
(志都岩屋神社 行者岩3)
(志都岩屋神社 行者岩4)行者岩からの遠景
(志都岩屋神社 弥山)弥山山頂から三瓶山を望む
(志都岩屋神社 弥山2)弥山山頂の案内板。但し適当。
(志都岩屋神社 弥山3)弥山山頂の休憩所
(志都岩屋神社 弥山4)弥山から下った所の分岐
(志都岩屋神社 廻り岩)
(志都岩屋神社 廻り岩2)
(志都岩屋神社 屏風岩)
(志都岩屋神社 屏風岩2)屏風岩下から行者岩を見上げる
(志都岩屋神社 山中の巨石群)
一巡りすると結構汗をかく。飲料水必携。
散策するには丁度良い。案内板には地元の人が詠んだ和歌が添えられている。
「古志都」というのが元の岩屋で、ここで大国主命と少彦名命が相談したとされるが、余りに狭い。
つまりは付会だと云うこと。
この位の巨石群は、中国山地歩けば各所にあり珍しくない。
本居宣長はこの地を「志都乃石室」とみなしたらしい。
弟子の紹介であろうが、来たことも無いのに無責任としか云いようがない。
(地元の人には申し訳ないが)