○島根県仁多郡奥出雲町上三所334「居去神社」

神社a

○「居去(イサリ)神社」
島根県仁多郡奥出雲町上三所334 地理院地図

主祭神：大名持命・少彦名命

境内社：
・鷺神社・万九千社・愛宕神社
・縄久利社・金比羅社

元社地は今は「城山」と呼ばれる南方の「菅火野山」山頂。中世に三沢氏が城を造るに際し現在地に移転。
神社正面から城山が望める。
現社地東方に、夫婦岩と呼ばれる、大石が真っ二つに割れた石があり、大名持命がこの石に腰掛けたという。居去神社の奥宮とも御神体とも云われているようだが、移転を考えると少々疑問が残る。

・雲陽誌仁多郡上三所p153によれば
「居去明神 大己貴命の鎮座なり、～弘治二年元亀三年三澤為清造営～」とある。（弘治二年＝1556年・元亀三年＝1573年）

（居去神社 外観）

右手の青いシートは土俵保護。

（居去神社 鳥居）

（居去神社 拝殿）

（居去神社 本殿）

（居去神社 境内社）

・左「万九千社」
・右「愛宕神社」

（居去神社 境内 鷺神社）

本殿右手にある。上の写真では隠れてしまっている。

（居去神社 境内 縄久利社）

（居去神社 境内 金毘羅社）

• 本殿で「大名持命」を祭っており、なぜ別に「大物主神」を祭る「金毘羅社」があるのか少々疑問。
  「大名持命」と「大物主神」を別神として扱っているのであろうか。
  元社地が夫婦岩という話からすると、元は夫婦岩の地に「金毘羅社」が祭られており、「居去神社」移転の際合社されて、別途残されたのかも知れない。
  或いは元は「金屋子社」であったのかとも思われる。

（居去神社 南向かいの城山「菅火野山」）