○「境の宮」(戸土諏訪神社)
長野県北安曇郡
主祭神:建御名方命
長野の「諏訪大社」御柱祭に先立ち薙鎌打ち神事が行われる。
諏訪大社下社の宮司がこの地に来て神木に薙鎌という鉄の神器を打ち込む。
国境を定める神事らしい。「境の宮」は通称。
諏訪大社から小谷村まで直線距離で96km離れており、車のない頃は相当大変だったであろう。
諏訪大社の御柱祭は6年ごとに行われるが、薙鎌打ちの神事も6年ごとに行われており、
未年には戸土の「境の宮(戸土諏訪神社)」で行われ、丑年には谷向こう中股地区の「小倉名神(小倉諏訪神社)」で行われるという。
国境の争いが続いていた地区であり、地理院地図を少し引いてみると、この地区あたりで今でも県境のラインが消えている。地理院地図
「諏訪大社」御柱祭前年8月の最終日曜日に「大宮諏訪神社」に「諏訪大社」から一口の薙鎌を奉献。
翌日早朝「大宮諏訪神社」から出立して現地の神木に打ち込む。
諏訪大社の神威が及ぶ範囲を定める神事とされる。
(境の宮)

・この先を更に少し進むと貯水槽のある水場がありそのあたりが駐車できる場所となっている。
・戸土はかつて塩の道が通じていたところで、姫川の難所を避けて峠越えをして越後と信濃を結び栄えていた。
姫川に大網橋がかけられてからは次第に交通量が減り衰退していった。
・一応記しておくと「小倉名神」は現地に入植した和田家の氏神社であり、諏訪大神生誕地伝説があるという。詳細不明。