神社a

「西利太神社」
島根県雲南市大東町清田67 地理院地図

主祭神:金山比古命
祭神:伊邪那美命・速玉男之命・事解之男命

『出雲国風土記』大原郡に載る「世裡陀社」とされていることから「西利太」は(セリダ)と読むのであろう。
雲陽誌では「辛明神」
明治に入り延喜式記載の「西利太神社」に改めたという。

「世裡陀」の[陀]は細川家本・日御碕本・倉野本を見ると[阝色]と記され、これは[陒]を誤写したもののように思われる。
してみると元々は「世裡陒(セリギ)」であり、字義は(人里から隠れた険しい場所)と解することができる。
それが転じて(セリダ)と呼ばれるようになったものであろう。
セリダは近くを流れる清田川のセイダに通じる。
金山比古命を祭ることから鉱山に関連するのであろう。
下流の赤川に対して清田川と呼んでいるわけであるから、赤川が産鉄の川とすれば、清田川は産鉄以外の鉱物採掘が行われていたのであろう。
辛明神の辛(カノト)は銅若しくは金に通じ、現社地の少し下流に金成という地区がある事も併せ、現社地付近に金の鉱脈があり砂金が採れたのかと想像する。

伊邪那美命・速玉男之命・事解之男命は岩根地区にあった「熊野神社」を合祀したものである。
元はこの熊野神社が「世裡陀社」ではないかという説もある。



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Last-modified: 2022-07-31 (日) 08:54:16 (61d)