◎島根県松江市古志原6-73「山代神社」

◎「山代神社」

島根県松江市古志原6-73 地理院地図

主祭神：山代日子命

山代日子命は大穴持命の御子という。母神は知られていない。
『出雲国風土記』意宇郡で山代郷の地名縁起となっている。
元社地は茶臼山南側中腹。高森明神と呼ばれていたという。地理院地図

江戸期、古志原に産土社がなく、天災凶作が続いたため古志原の住民が藩に願い出て延宝8年（1680）現社地に鎮守社として奉遷したという。

（山代神社）

久しぶりに訪れてみたら随分様子が変わっていた。以前は参道両脇に生け垣が長く続いて奥ゆかしく静謐な雰囲気だったが今は失われている。
数十年も経てば致し方ないことである。以前はなかった駐車場があるのはありがたい。
山代日子命は大穴持命の御子とされるが、母の名が知られていないことから、おそらくは山代郷の地主神で、大穴持命の養子となったのであろう。
大国主命には多くの子がいたと言われるが、母の名のしれない子というのは、おそらくは地主神が服属関係となり御子とされたものと思われる。