神社a
◎「久奈子神社」
島根県出雲市古志町2254 地理院地図
主祭神:伊邪那美命
合祀:速玉男命・武甕槌命
大年命・事解男命
誉田別命・保食命
武御名方命
伊邪那美命が久奈為社の祭神で、速玉男命と武甕槌命がそれぞれ、久奈子社の祭神という。
『出雲国風土記』神戸郡に記された「久奈為社」と「久奈子社」
「久奈為神社」ではなく「久奈子神社」としたのは、明治期松江県の指示によるものだったという。
(久奈子神社)
(久奈子神社 参道)
(久奈子神社 社殿)
(久奈子神社 拝殿内)
(久奈子神社 案内板)
(久奈子神社 本殿)
(久奈子神社 境内稲荷社)
(久奈子神社 境内天満社)
(栗栖山城 登山口)
・以前は整備されていたようだが、今は薮道化している。
(栗栖山城 案内板)
・ここに言う古志氏は戦国期武家の古志氏であり、佐々木氏の傍流である。地名をとって古志を称したもので、古代古志の民ではない。
尼子に属していたが毛利に降り、大袋山南東の戸倉城(要害山(314m))に移った。
(栗栖山城 城址)
・今の来栖山は元要害山と呼ばれていた。築城に当たり来栖山とよばれるようになった。
久奈為社元社がこの来栖山にあったかどうかは定かではない。
現久奈子神社後背の山(久留須山)を少し歩いてみたが、それらしい痕跡は見つけられなかった。
- 「久奈為」「久奈子」のクナは「来な」という意味のようである。
好字変換で久奈に変えたのであろう。
「来な」は、中国地方では「来るな」「近づくな」「ついてくるな」などの意味を表す言葉として今も使われている。
- 古写本では「久秦為社」と記されており、これが元々の社名であったのであろう。