神社島根
○「稲荷神社」「庚申神社」
島根県出雲市釜浦町363 地理院地図
主祭神:
・稲荷神社:不明(宇迦御魂神)
・庚申神社:不明(道祖神)
二社が合社されている。
創建年代不明。
・「稲荷神社」は稲種の神を祭るが、釜浦には稲田がない。
近くに小さな水流があるので、水の神・福の神 として祭ったものと思われる。
・「庚申神社」は江戸期に庚申信仰として流行しているが、体内にいるという三尸と呼ばれる3匹の虫が庚申(カノエサル)の日に体内から出て人の罪を天帝に報告し寿命を縮めるという道教の説話で、これをくい止めるために庚申の日に徹夜して三尸が天帝へ報告するのを止めれば長寿になるという信仰であった。
申(サル)の字から猿田彦大神、道祖神を祭るようになった。
(稲荷神社・庚申神社)

(稲荷神社・庚申神社)

(稲荷神社・庚申神社)

(稲荷神社・庚申神社)

(稲荷神社・庚申神社)

(稲荷神社・庚申神社)

- 稲荷神社にせよ庚申神社にせよ、由緒も縁起もない民間信仰の神社であるが、こういう神社こそが原初的であり、
人々がささやかな幸いを求め祈りを捧げる神社として喜ばしい。
おそらくは小さな水流を崇め祭っていた場所に稲荷社や庚申社を据えたものであろう。
個人的には、これみよがしに壮大な社殿や位階を誇る神社よりはよほど親しみ深い。
末永く伝えられることを願う。