神社a
○「伊努神社」
島根県出雲市美野町382 地理院地図
主祭神:天甕津姫命
社殿は小山の山中にあり、社殿奥の禁足地に古墳というか築山があり、天甕津姫命を葬していると伝えられている。
「出雲国風土記」秋鹿郡で記したが、明治以前に社殿はなく、この古墳の前で祭祀が行われていたという。
「出雲国風土記」秋鹿郡では「伊努社」と記されている。かつては祠があったのかも知れない。
古墳自体の発掘調査が行われているのかどうかは不明。
禁足地故、このまま調査発掘など行わず維持されていくのが望ましい。
(美野町 伊努神社 案内板)
(美野町 伊努神社 境内口)
(美野町 伊努神社 境内)
(美野町 伊努神社 社殿)
(美野町 伊努神社 禁足地)
- 一説に、古代出雲、大国主命の頃には風葬が行われていたというのがあるが、この墳墓の存在は、風葬説に疑問を投げかけている。
天甕津姫は八束水臣津野命の御子、赤衾伊努意保須美比古佐倭氣能命の妻神であるから、古事記にあるように八束水臣津野命が大国主命の祖父だとすれば、天甕津姫は大国主命の伯母にあたり、大国主命の風葬説には疑念が生じる。