神社島根

○「伊奈西波岐神社」(鷺宮)

島根県出雲市大社町鷺浦102 地理院地図

主祭神:稲背脛命


祭神の「稲背脛命」は日本書紀に記された神名であるがよくわからない神名である。

「稲背」…稲の背であろうか、稲に背などない。稲を背負うという意味であろうか。脛とどう結びつくのであろうか全く不明。
イナセで考えられるのは、鯔背あるいは否諾。前者は[鰡](ボラ)の若魚の背中。後者は否応を問う意味。
・鯔背…[鯔](イナ)は水面近くをよく泳いでおり、更に幼い時は[鯐](スバシリ)と呼ばれ、すばしこく網で捉えるのは難しい。
背は青色でするりとしている。鯔背脛というのは、イナの背のようにするりとした脛(ハギ・スネ)であることを意味すると考えられる。
・否諾…事代主命に国譲りについての否諾を問いに行くと解釈されていることがあるが、ではそれ以前の名前は何だったのか疑問。

日本書紀では景行天皇の御子に「稲背入彦命」がいる。古事記では稲瀬毘古王

神社入口に「島根半島四十二浦巡り再発見研究会」の案内板が設置されているが、『出雲国風土記』に関する記述に誤りがある。
・『出雲国風土記』に「鷺浦」「企豆伎社」という記述は白井本に限らず他を見てもない。
『出雲国風土記』出雲郡に記されているのは「鷺浜」である。又「企豆伎社」に似ているものには「尒豆伎社」がある。
[浜]は単に浜辺を云うが、[浦]は人家があり船の停泊できる入江を指す。


トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2026-07-31 (金) 02:00:01