隠岐嶋
現在の島根県隠岐島である。
(古事記)
隠伎之三子嶋(オキノミツゴノシマ)
天之忍許呂別(アメノオシコロワケ)という。

(日本書紀)
(本文)では、「億伎洲と佐度洲とを双(フタゴ)に生む」
(一書の1・7・9)では、「億伎三子洲」
(一書の6・8)では、「億伎洲と佐度洲とを双(フタゴ)に生む」
と記している。
隠岐は島前・島後に別れ、更に島前は、知夫里島・中ノ島・西ノ島に別れている。
島前・島後はいずれも火山島で、島前の3つの島は1つの外輪山であった。
山陰における主要な黒曜石の産地であった。
三子嶋という場合は、島前の3島を指し、双に生むという時は、島前島後を指していると考えられる。

延喜式神名帳記載神社は、16社に及び、古来より日本海航海上の要地であったと考えられる。
島前 知夫里嶋 天佐志比古命神社(一ノ宮神社)
  中ノ嶋 隠岐神社
  西ノ島 由良比女神社
島後   玉若酢命神社
    水若酢神社
    天健金草神社

「隠岐路」 西ノ島 島後CASTAnet