世間一般では連休ということで、負けずに、九州へ
先ずは温泉。
杖立温泉。
ここは5月中に一度は行くべき温泉です。
川を挟んで、鯉のぼりが3000匹も泳いでいる。
夜着いたもので、露出不足で写真が載せられないのが残念です。
杖立温泉の上流のはずれに白岩温泉という、24時間の家族風呂があり、勝手に湯船にお湯を張り、勝手に使える。
500円と700円の二種類(岩風呂が700円)
有りがたい温泉です。
深夜1時頃着いたのに、結構順番待ちのお客が多く、岩風呂には入れなかった。木の浴槽のある方で我慢。
長湯から上がった頃には、岩風呂も空いていた。残念。

湯上がりで心地よく、一路阿蘇へ。
外輪山から夜明けの雲海を見ようと、ひた走る。
みんな良く知っている。大観望には既に20台ぐらいの車が止まっている。
みんなゲートが開くのを待っている。
 ということで場所替え。外輪山をミルクロード伝いに反時計回りに進み、かぶと岩に行こうと思ったら、
もの淒い濃霧。前方視界5〔m〕もない。なんと云っても二車線の反対車線の路側帯が見えないほど。
こんなのは、北海道で摩周湖に行ったとき以来の体験。
何とか目先のセンターラインを頼りにトロトロ走っていたらかぶと岩を通りすぎてしまった。
途中ヤンキー車が40台ぐらい群れていた。さすがにこの霧ではご自慢の「爆走」もできまい。
ざまーみろ。とほくそ笑みながら、二重ノ峠を越した辺りで仮眠をとる。
 雨上がりで晴れれば絶好の雲海日和のはずが、朝も曇天で雲海は見えず。残念。

連休の阿蘇は一大観光地。地元の人は田植えで大忙し。そそくさと通り過ぎ、蘇陽町へ南下。
「そよかぜパーク」というホテルのようなものがあり、そこに立ち寄る。
展望台やロビーからの眺めはなかなかのもので、さすがに九州の臍を称するだけはあると納得。
なにやら今日はイベントがあるようで、テントが張られている。
蘇陽町はブルーベリーが特産品とかで、ブルーベリー入りのジュース・ワイン・キャラメル・ジャム等
ブルーベリー漬け。
ブルーベリーは眼に良いと聞くのでワインを買ってみた。このワイン、ブルーベリーは蘇陽町産、
でも作っているのは山梨。

更に南下して、奇妙な神社に遭遇。

「幣立神宮」 熊本県阿蘇郡蘇陽町大野
 宮居は新しく、非常に立派である。
健磐龍命が幣を立てたのが社名由来だそうだが、
奇妙と云うのは、ここには、高皇産霊尊・神皇産霊尊・天御中主尊の
御陵並びに、天児屋(根)命の墓所があるのである。
そして、ここが高天原であり、日の宮だと記してある。
ムム。絶句。
ちょっと調べてみる必要がある。おそらく「古神道」と称する新興神道教団の一種ではないかと
思われるが。詳細不明。
お祓いを受ける参拝者が多く、神官が多忙のようだったので、話ができなかった。

いつもの事ながら、別に予定や当てがあるわけでもないので、更に南下。
いわゆるソシシの空国を味わっているつもりが、椎葉の辺りで道を変え、耳川を下る。
先日から「大論争」のホームページで取り上げていた原田氏の著作批判の件で、ふと思い出し、
美々津に向かう。
ここには確か、東征・東遷二柱の石碑があったはず。
証拠写真にと思って撮ってきたが、写りが悪いかも。

「白髭神社」宮崎県児湯郡川南町白髭
ここは両部神道の総本山で、全国の白髭神社の元締め。
ここでも原田氏の嘘の証拠を上げることができるが、まあ止めておこう。

宮崎の西都市西都原古墳の女狭穂塚にはもう蛍がいます。今年初めて。小さい蛍なので平家蛍でしょう。
無数に飛び回っている。最近の気候が梅雨の様なので勘違いしてもう発生しているのでしょうか。
ここの蛍、点滅速度が非常に速い。

 てなわけで、今回の走行720〔km〕相も変わらず良く走る。

途中宮崎で給油したとき、「ガソリン代88円、但し、税金61円」と看板が掲げてあった。
そうだよな。ほとんど税金。スタンドがどんなにがんばっても限度があるよ。
オイルショック前、ガソリンはおおよそ45円程度だった。(アメリカでは円換算で10円の頃)

石油備蓄の名目で、ガソリン税が導入されそのまま一気に120円以上になった。
以来20年近く、税はそのままにされ、更に消費税をかけている。
いわゆる一物二税というやつで、税制の本旨に反している。(一時国会で問題にされたが、後はうやむや)
今時石油備蓄の意味もないから、なにやら「ガソリン税は道路建設に使われています」等と
白々しい看板があちこちに立てられている。
というなら、車検の時の重量税や自動車税は何に使っているのか。
要は、公務員の退職金にでもなっているんだろうに。
ふざけている。「一度手に入れた税金は、死んでも離しません」というが、この国の行政のやり口。

老人の国民年金が、月6万円程度で、公営住宅の家賃が3万5千円。
光熱費を払うと、月の生活費が1万5千円というテレビ放送があった。
そこから更に、消費税と医療自己負担金を取って、「もう病院にも行けない」と、話しているお爺さん。
戦争で身寄りを失い。この人の一生は何だったんだろうと疑問を感じる。ホームレスが増える訳だ。

 一方で、大蔵官僚のノーパンしゃぶしゃぶ話や、銀行の不良債権処理に税金投入。低金利、銀行優遇政策。
銀行マンの平均年収は40才で1000万越えてるんだよ。税金投入する必要があるものか。

そもそも、バブルの仕掛人は大蔵省じゃないか。
膨大な不動産取得税を何に使ったのか明らかにしろ。と言いたい。

アジア各国からの留学生を見ていると、この日本という国は末期的だなと感じる。
大学生が勉強しない。学力レベルも戦後最低。
高校生に、将来の希望を聞くと「公務員になること」と返事が来る。
女子中高生売春、小学生ファッション。あー嫌になる。
きりがないので、止めよう。
今年ももうじき蛍の季節ですか。
蛍の名所は各地にありますが、やはりすごいのは耶馬渓でしょう。
深耶馬渓から大谷渓谷に進むと、もう別世界です。ここは一枚岩の上を川が流れている特異な渓谷です。
但し、車では途中までしか行けない。川の中を歩いて進む。水深は膝下程度。
人はほとんど入らないし、岸辺にはマムシもいる。カジカもいる。蜘蛛の巣もある。
でも、飛んでいるのは、全く天然の蛍です。勇気のある人は、一度行くと感動しますよ。

蛍の季節は、壁湯温泉がいい。
「福元屋」という旅館が持っている温泉で、別に宿を取らなくても、24時間いつでも200円で自由に入れる。
夜中、宿の人が出てこないときは、玄関先にメモ書きでもして、200円おいておけばよい。

川の側の温泉で、半分洞窟になっている。お湯は岩風呂の底の砂や小石の辺りと、
洞窟の奥からわき出ていて、すぐ目の前で蛍が飛び交う。
何とも風情のある温泉。混浴だが、女性専用の浴室もある。

おじさんは酒を飲みながら浸かっているし、おばさんやおばあさんは、混浴も平気で、当方、目のやり場に困る。
川のせせらぎを聞きながら、蛍見物。つい長湯になる。
あまり、知られたくない温泉。


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