メモa
常世
- 常世の長鳴鶏
- 天岩戸神話に出てくる。
- 黒柏鶏
防府と出雲で飼われてきた。
出雲では、出雲市・松江市・安来市・木次市で飼われてきた。
防府の黒柏鶏は出雲から持ち込まれた。
出雲では石州黒とも呼ぶことから、石見産であると認識されていたと思われる。
出雲黒柏鶏に二種有り、太く低い声で鳴くものと、高く清澄になくものの二種。
前者は冠に赤みがあるため赤柏鶏と呼ぶ者もいる。
玉祖神社を黒柏鶏発祥の地云々と云うのは、天然記念物指定を受けたことに由来する。
- 常世国
- 少彦名命が淡島から常世国に去ったと云われる。
淡島は、弓ヶ浜中央部、淡島神社
熊野の岬から云々と云うのは、中央での創作。
- 常世氏
- 赤染氏が称す(常世岐姫を祖とする)。赤染氏は、秦氏の派
- 常世島
- 舞鶴市大島、冠島・雄島とも云う。
オオミズナギドリの生息地として6/1日以外の渡島は禁止されている。
- ニライカナイ
- 柳田国男が類似性を指摘したが、常世果や浦嶋子の物語からの派生(理想郷)によるものに過ぎず、この理想郷観自体が後世のものに過ぎない。
橘が、非時香果であったかどうかは疑問。橘にはヤマトタチバナとコウライタチバナの二種あるが、前者は西日本各地に自生していた在来種。
コウライタチバナは済州島と萩に自生しているが、いずれも田道間守が数年掛けて探してようやく見つけたと云うほどの珍しさではない。
一説に橘ではなく橙とも云われる。
和歌山県海南市の橘本神社に田道間守が持ち帰った橘が始めて植えられたと云われているが、不詳。
又、和歌山県有田市糸我稲荷神社に橘の自生種があったという話しもあるが、これも不詳。
で、常世国を探るにはやはり黒柏鶏を探るのが最も適切。