[[神社a]]

◎「''韓竈神社''」(からかまじんじゃ)

島根県出雲市唐川町後野408 [[地理院地図:http://maps.gsi.go.jp/#15/35.421231/132.716174/]]

・祭神:素盞嗚命

人里離れた山中高所にある。標高約300(m)
[[「出雲国風土記」出雲郡:http://fuushi.k-pj.info/pwk8/index.php?%E3%80%8E%E5%87%BA%E9%9B%B2%E5%9B%BD%E9%A2%A8%E5%9C%9F%E8%A8%98%E3%80%8F%E5%87%BA%E9%9B%B2%E9%83%A1#nf3958e5]]では「韓銍社」と記されている。
延喜式神名帳では「韓竈神社」
「銍」は小型の鎌の意味であり、「竈」は「釜」であるからいつの頃からか読みは同じでも意味が違う字に変わっている。
砂利道覚悟で神社鳥居前まで車で行けるが、800(m)ばかり下に駐車場が設えられている。
この道を更に行けば登山道となり出雲大社後方の弥山に迄通じる。

鳥居から300段と言われる急な石段を登る。(数え方にもよるがほぼ300段ある)標高差約100(m)
それをもう少し登って行くと、巨岩がありその狭間を抜ければ社がある。
社は巨岩を穿った岩穴に設えられている。
社の左後方を少し上る事が出来、そこは開けた大きな岩棚になっている。
先の狭間の上方にあたり、狭間を抜けず左に迂回してこの岩棚に達することが出来る。(少々危険)
鑿痕が多数あることから、この岩は金属物質を含んだ鉱床であったのであろうと推察できる。
附近には銅の鉱床などもある。

雨天時や降雨後は石段が滑りやすく危険なので参拝は避けた方が賢明。
雨天時や降雨後は石段が滑りやすく危険なので参拝は避けた方が無難。

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・この狭間を抜ける。

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・岩船

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・鳥居横の案内板

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・コミュニュティセンターの案内パンフレット


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---思うに、この岩場にはかつて露出した鉱床(おそらく鉄)があり、この地区で始めて見つかった鉱床であったのであろう。
ある程度採掘した後、他でも鉱床が見つかり、採掘は他所に移ったが、初めて見つかった場所として祭祀が行われるようになったのだと思われる。
鉱山で祭られるのは普通「金山彦」であるが、なぜ「素盞嗚命」を祭っているのかは不明というか疑問。
岩舟とか帆柱石などが借定された後に祭神の変更が行われたのではないかと思われる。

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