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◎「三坂神社」
◎「''三坂神社''」
山口県山口市徳地岸見字樋ノ口557 [[地理院地図:https://maps.gsi.go.jp/#15/34.145517/131.616168/]]

主祭神:大国主大神・事代主大神
配神:速玉之男神 ・道反大神

(合祀)素盞嗚尊 ・大歳神 ・埴山姫命

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三坂とは御坂に等しく、境界をあらわす。
南方に天津神系の周防一の宮「玉祖神社」があり、北方に国津神系の周防二宮「出雲神社」がある。
三坂神社のこの地が、出雲文化圏の境界であったことを示しているのであろう。
本来の主祭神が道返大神と伝えられているのは、そういう意味であるからであろうと考えられる。

この神社が有名になったのは、日清・日露戦争時、この神社に祈願した者が全員無事帰還したことから、「弾除け神社」として知られるようになったからである。
徴兵され、武運長久を祈願し出征するも、その実、無事生還することを願い、全国から参詣者が集い、又、出征者の写真奉納が行われた。
終戦後、現宮司により奉納写真返却の活動が続けられている。

昨今、集団自衛権とか国防軍とか、右傾化軍事拡張論議が喧しい。
戦場に行かない、自らの血を流す心配のない者が勇ましいことを言う。
戦地に送られる者又その家族は、内心戦争で死に行くことを望んでいないということを
この神社が明らかにしている。

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