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岩波文庫の古事記の解説では、この島は男女群島だと記す。 なんともはや。解らないのなら、いい加減なことを書くなと言いたくなる。 |
(書紀)にはこの島の記載はない。 島生み神話について、(書紀)の記述は、一書の1から10迄記述しているが、いかにも事務的で詳しい記述はない。 |
兩兒島というのは、現在の熊本県の天草である。上島と下島を併せて兩兒島と云うのである。 天兩屋島(アメノフタヤノシマ)というのが、正式な呼び名である。 古代において、この島までが古代人の認識する列島の領域だったのである。 国生み神話において、北海道つまり渡島(ワタリノシマ)や種子島等が含まれていないことに注意しておく必要がある。 |