古代の南九州 |
南九州を自然条件・地勢条件に基づき、地域別に分割すると以下のようである。 1、人吉から球磨川を下り、八代海沿岸地方でせいぜい 出水・阿久根辺りまで。…(魏志の狗奴国) 2、錦江湾周辺 3、加世田・串木野の吹き上げ浜沿岸 4、志布志湾周辺 5、都城 6、宮崎 7、西都…(魏志の投馬国) 南九州には、これらの各地域をベースにした諸国があったように考えられます。 西都を除いた諸国が連合体を形成しており、この連合体のこと(1〜6)を熊襲と呼んでいたと思うのです。 狗奴国は、ヤマタイ国にとって目先の敵対国であったので、 右代表で表記されたのでしょう。 狗は犬の事でしょうから、書紀の「狗人といふ…火酢芹命の苗裔、諸の隼人等」云々 というのに当てはまります。 |